筑前煮
どこか懐かしく優しい味わいの煮物です。炒めた野菜はコクが出てうまみがグーンとアップ。鶏肉やたくさんの野菜から出る旨味が存分に楽しめる一品です。
普段のおかずにはもちろん、見栄えが良くボリュームもあるのでお祝いの席などにも最適。ずっと昔から親しまれている栄養満点の和食の定番メニューです。
里芋
里芋は芋類の中ではエネルギーが低く、体内の余分なナトリウムを排出してくれるカリウムや糖質の分解を助けるビタミンB1、カルシウムなどが豊富に含まれています。里芋のぬめりは、水溶性食物繊維。胃の粘膜保護や整腸作用があるほか、肝臓や腎臓の働きを高め、免疫力を向上させるとされる成分です。
【ワンポイント】
里芋をさわるとかゆくなるのは、シュウ酸カルシウムという成分が原因。
材料(4人分)
鶏もも肉 | 1枚(200〜250g) |
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里芋 | 12個 |
干ししいたけ | 12個 |
こんにゃく | 1枚 |
にんじん・れんこん・ごぼう | 各100g |
絹さや(塩ゆで) | 15枚 |
サラダ油 | 大さじ2 |
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だし汁+干ししいたけのもどし汁 | 3と1/2カップ |
酒・みりん | 各大さじ3 |
砂糖 | 大さじ6 |
しょうゆ | 大さじ5 |
作り方
- 1
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大きめの鍋にサラダ油大さじ1を熱し、鍋底をぬれぶきんにあてて冷ます。
鶏肉を入れて鍋を火に戻し、サッと炒めてざるに上げる。
- 2
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里いもは皮をむいてゆで、根菜は乱切りにして水にさらす。
干ししいたけはもどして石づきをとり、こんにゃくはちぎってゆでておく。
※具材は火の通りが一定になるよう、同じ大きさに切っておく
同じ鍋にサラダ油大さじ1を足し、絹さや以外の具材を炒める。
- 3
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炒めた具材を①のざるにとったら、熱湯を回しかけて油抜きをする。
※油抜きをすると出来上がりの味わいがすっきりとして美味しくなる
- 4
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鍋に具材を戻し、だし汁と調味料を加えて強火で煮る。
アクはすくいとり、落としぶたをして、煮汁がなくなったら完成。
絹さやを飾る。