トップページ教えて!この成分カロリー対策で注目のサラシア(サラシノール)とは?
カロリー対策で注目のサラシア(サラシノール)とは?
「奇跡の植物」とも呼ばれ、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品にも活用されているサラシア。カロリー対策の素材としても注目されています。
血糖値の上昇を抑える作用が脚光
サラシアは、インドやスリランカなどの亜熱帯地域に自生する植物です。薬用植物として知られ、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでも用いられてきました。
近年、日本でも研究が行われ、サラシアに含まれるサラシノールという成分が、糖を分解する酵素の働きを抑制することが明らかになりました。
私たちが食事で摂取した糖質は、体に吸収しやすいよう、小腸でブドウ糖に分解されます。この時に働くのがα-グルコシダーゼという酵素です。ブドウ糖は体や脳のエネルギー源として大切ですが、必要以上に摂りすぎると、急激な血糖値の上昇を招いたり、中性脂肪として蓄えられたりしてしまいます。サラシアがα-グルコシダーゼの働きを妨げることで、糖の吸収が抑えられ、健康とスリムな体型の維持につながるのです。
【王侯貴族の健康を支えたサラシア】
インドやスリランカではサラシアの健康効果は古くから知られており、その昔、スリランカの王侯貴族たちは、サラシアの幹をくり抜いて作ったコップに一晩水を入れておき、その水を飲んで健康を維持したといわれています。
腸内環境の改善にも役立つ
サラシアは、腸内環境の改善にも役立ちます。サラシアの働きによって、糖質のうちの一つであるオリゴ糖が分解されないまま大腸に届くと、それをエサとする善玉菌が増えて腸内の環境が整い、美肌や免疫力の向上が期待できるのです。
また、血糖値が高くなると分泌されるインスリンには、中性脂肪の形成・貯蔵を促進させる働きがあるため、インスリンの分泌が抑えられることで、肥満予防にもつながると期待されています。
サラシアは、健康と美容をサポートしてくれるたくさんのパワーを持つ植物なのです。
※サラシアは、糖尿病治療薬と併用すると低血糖を起こす可能性があるので、注意が必要です。