トップページ教えて!この成分記憶力の維持に役立つイチョウ葉エキスとは?
記憶力の維持に役立つイチョウ葉エキスとは?
高齢者の悩みである認知機能の低下。認知機能の一部である記憶力の維持に役立つとされているイチョウ葉エキスについてご紹介します。
認知機能に関わる機能性表示食品にも利用
認知機能の低下は、加齢による大きな悩みの一つですよね。「うっかり」や「ぼんやり」のない、自分らしく冴えた毎日をいつまでも過ごすためには、早いうちから生活習慣を改善したり、食生活や運動を意識することが大切です。
そんな中、欧米を中心に多くの国で活用され、近年、日本でも機能性表示食品などへの利用が増えているのが、イチョウ葉エキスです。イチョウの青い葉から抽出された成分で、ドイツなどヨーロッパの国々では医薬品としても利用されています。
このイチョウ葉エキスに、認知機能の一部である記憶力(言葉や物のイメージ、位置情報を思い出す力)を維持する機能のあることが、複数の研究で報告されているのです。
【2025年には65歳以上の3人に1人で、認知機能が低下?!】
2025年には、日本の認知症患者数は約700万人にのぼると推計されています。これに認知症予備軍とも呼ばれる「軽度認知障害(MCI)」を合わせると、65歳以上の高齢者の実に3人に1人に認知機能の低下がみられる計算になります。
抗酸化作用などにより脳の神経伝達を活性化
イチョウ葉エキスに含まれるさまざまな成分の中で、記憶力を維持する機能に関与していると考えられるのが、ポリフェノールの一種である「フラボノイド」と、イチョウ葉にのみ含まれる「テルペンラクトン」という成分です。これらの成分には抗酸化作用があり、細胞を酸化させて体にさまざまな悪影響をおよぼす「活性酸素」を取り除いてくれる働きがあります。
血液中の赤血球は酸化によって互いにくっつきやすくなり、血流を滞らせることにつながるため、活性酸素が取り除かれることで、脳の血流改善が期待できます。また、抗酸化作用によって、活性酸素の酸化ストレスによる神経細胞ダメージが抑えられることも報告されています。
このほか、テルペンラクトンには、血小板を凝集させる働きを持つPAF(血小板活性化因子)という物質の作用を抑える働きがあり、血栓や血液粘度の増加を抑制することで、脳の血流を増加させることが分かっています。
イチョウ葉エキスはこれらの働きによって、脳における神経伝達を活性化させて記憶力を維持し、私たちの冴えた毎日をサポートしてくれるのです。
【認知機能に役立つイチョウ葉由来成分】
【臨床試験でも明らかに!】
55~79歳の健常な男女93人にイチョウ葉エキス120mg(またはプラセボ)を12週間摂取してもらったところ、記憶の長期貯蔵と想起がプラセボと比較して有意に高くなりました。