2025.07.01
思い出す”夏の香り”
DMJえがお生活の原です。
夕方、近所の商店街を歩いていると、昔ながらの金物屋さんから、ふわりと風に乗って、蚊取り線香の香りが漂ってきました。
それは、どこか懐かしく、気持ちが落ち着く香りです。
あの香りは、慣れ親しんだ暮らしの一部であり、祖父母の家で過ごした夏休み、夕暮れの縁側の記憶とも重なります。
嗅覚というのは不思議なもので、テレビやインターネットなど画面越しでは感じられない分、思いがけずその香りに出会った瞬間に、過去の情景が一気によみがえることがあります。
強い日差しを受けたアスファルトの少し焦げたような匂い。
公園の草の青々とした匂い。
取り込んだ洗濯物の太陽の香り。
屋台から漂う、焼きとうもろこしの香ばしい香り。
線香花火が終わったあとの、どこか寂しげな煙の匂い。
夏は、心に残る香りや匂いがたくさんありますね。
あなた様が好きな「夏の香り」はどのようなものでしょうか。