トップページスタッフブログ7月の誕生花といえば、美しい花を水面に咲かせる 「スイレン」
2024.07.01
7月の誕生花といえば、美しい花を水面に咲かせる 「スイレン」
7月の誕生花といえば、美しい花を水面に咲かせる
「スイレン」。フランスの巨匠、クロード・モネがこよなく
愛した花としても知られています。
蓮(ハス)に似た、幻想的で優雅なイメージの花ですが、
漢字で書くと、「睡蓮」。一体、スイレンの何が
「睡る(ねむる)」というのでしょうか。
「睡蓮」という名前は、花の咲き方が由来となっています。
スイレンは日中に花を咲かせて、夜になると閉じるという
行動を3日間繰り返します。
この様子を人間が日中に目覚めて、夜になると眠ってしまう
というサイクルにたとえ、
「睡眠する蓮」で「睡蓮」と名付けられました。
また、スイレンは古代エジプトの壁画にも描かれています。
朝に開花し夕方には閉じるという習性が、太陽を象徴する花
とされ、太陽神ラーを最高神とする古代エジプトにおいて、
「信仰」という花言葉が生まれたようです。
スイレンの学名は、Nymphaea(ニンファエア)ですが、
その由来はギリシア神話からきているという説が有力。
英雄ヘラクレスに捨てられてしまった美しい妖精ニンフ
(Nymph)が、惨めさに耐えきれずナイル川に身を投げて
しまい、スイレンに変えられたそうです。
スイレンの花が人々の心を惹きつけてやまないのは、妖精
ニンフのような純真無垢な姿によるものかもしれません。