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体を温めるために、筋肉をつけよう

明日のすまいる健康情報

寒さで体を動かす機会が減り、筋力が落ちてしまうと、さまざまな不調の原因になります。

そこで今回は、寒い間もしっかり筋肉をつける方法をご紹介します。

筋肉量と運動量が多いと体がぽかぽかに!

筋肉のはたらきは、物を持ち上げたり走ったりする動作や、骨を支えることはもちろん、体の中の熱をつくることもその一つです。私たちの体には600を超す筋肉があり、筋肉が動く(収縮する)たびにエネルギーがつくられ、そこで発生した熱が体中を巡ります。その量は1日に体全体でつくられる熱のなんと6割。つまり、筋肉の量や筋肉を動かす運動量が多いほど、体の中に多くの熱を生み出すことができるのです。

運動不足になりやすいこの時期こそ、筋肉づくりを意識しながら、体を温かくして過ごしたいものです。

筋肉でつくられた熱は、血流に乗って体を温めます。温まった体は、放熱(発汗)とのバランスをとって適正な体温を保ちます。

 

【筋肉量が少ない女性は「冷え」に要注意!】

筋肉運動などにより発熱することで、私たちの体は温められています。筋肉量が少ないと、つくられる熱も少なくなり、冷えなどの体の不調を引き起こしてしまいます。男性に比べて筋肉量が少ない女性の方が、寒い時期に体が冷えやすいのは、このためです。

筋肉量が増えると基礎代謝が高まる!

筋肉は、熱をつくる一方でエネルギーも使っています。その消費量は基礎代謝全体の約40%に当たり、1日のエネルギーに換算すると25〜28%が筋肉に使われています。つまり、筋肉量が多いほどエネルギーを消費しやすくなり、逆に筋肉量が減ると基礎代謝も落ちてエネルギーを消費しにくい体になるわけです。できるだけ体を動かして筋肉を増やし、エネルギーを消費しやすい体づくりを心がけましょう。

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