トップページ明日のすまいる健康情報寒く乾燥する冬は感染症に気をつけて!
寒く乾燥する冬は感染症に気をつけて!
ウイルスや細菌などの微生物によって引き起こされる感染症。病原体をできるだけ体に入れないようにして、感染を防ぎましょう。
ウイルス感染流行のピークは冬
冬は、風邪などの感染症が流行のピークを迎える季節。特につらい症状が現れるため気をつけたいのが、インフルエンザと感染性胃腸炎(ノロウイルス)です。小さな子どもや高齢の方では合併症を起こすなどして重症化するおそれもあるため、十分に注意し、しっかりと予防することが大切です。
冬に感染症が流行しやすいのは、なぜ?
【気温が低く、空気が乾燥するため】
- ●ウイルスが生存しやすくなる
- ●ウイルスの水分が蒸発して軽くなり、飛散しやすくなる
- ●口や鼻の粘膜が乾燥し、異物の侵入を防ぐ機能が低下する
- ●体温が下がり免疫力が落ちる
注意したい冬の2大ウイルス
【インフルエンザ】
ワクチンを接種することで発症の可能性を減らし、たとえ発症しても症状が重くなるのを防ぐことができます。
【感染性胃腸炎(ノロウイルス)】
ワクチンはありません。食品からの感染には、食材を中まで加熱する、まな板や包丁などの調理器具を熱湯消毒するといった対策を。
感染症から身を守るために!
【免疫力を高める】
免疫力が低下すると、感染しやすくなります。普段から免疫力を高めておくことが大切です。
- ①休養を十分にとる
- 睡眠をしっかりとって、疲労をためないようにしましょう。
- ②バランスの良い食事
- 多くの種類の食材を使って、バランスの良い食事を心がけましょう。
- ③ストレスをためず日々を楽しく!
- 笑うことで、免疫力が高まることがわかっています。
- ④体を冷やさない
- 体温が下がると、免疫力も低下してしまいます。
【しっかり手洗い】
ウイルスを体内に侵入させないためには、正しい手洗いが大切! 外から帰った時、調理や食事の前、トイレの後など、こまめに手を洗いましょう。
- ①石けんを使いましょう。
- ②洗い残しやすい指先や指の間、親指まわり、手首も忘れずに。
【換気と加湿】
室内では、ウイルスが生存しにくい環境を作りましょう。
- ①こまめな換気を心がけましょう。
- ②50~60%の湿度を保ちましょう。
“正しい”うがい
- うがい、正しくできていますか?
- やり方によっては、効果がないことも?!
水道水で口の中をゆすぎ、吐き出す
上を向いて、ノドの奥まで届くようにガラガラとうがいをする
もう一度、10〜15秒程度ガラガラうがいを繰り返す
【注意!】
まずは、ゆすぐだけ! 最初から上を向いて「ガラガラ」とすると、口の中にいる菌などをノドの奥に運んでしまう可能性があります。