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内臓脂肪を減らすためには?役立つ成分や機能性を解説します

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歳を重ねるごとにお腹周りの脂肪が気になりませんか?

お腹周りにつく脂肪は主に「内臓脂肪」です。実は内臓脂肪は「溜まりやすく、落としやすい」という特徴があります。

この内臓脂肪は、食生活の改善運動をすることで比較的カンタンに落とすことができます。

今回、この記事では食生活の改善や運動に合わせ、内臓脂肪の対策をサポートする成分をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 内臓脂肪ってなに?
  • 内臓脂肪(お腹の脂肪)を減らすためには?
  • 内臓脂肪(お腹の脂肪対策)におすすめのサプリメント

内臓脂肪対策に有効と言われている成分は本当に科学的根拠があるの?

ダイエットのためにカロリーを気にするだけでなく、脂肪燃焼に有効な栄養素が含まれた食材を選んで食べるようにしている方も多くいると思います。しかし…

「脂肪燃焼に有効と言われている栄養素って何に含まれているの?」
「内臓脂肪に有効と言われたものを食べているけど効果がわからない…」

と悩んでいるのでは?

このページでは内臓脂肪にアプローチする成分と、内臓脂肪の減らし方を解説していきます。有効な成分と内臓脂肪をしっかりと理解して効率的に内臓脂肪を減らしていきましょう!
漢方
まず、内臓脂肪に有効な成分には、それぞれ期待できる働きが違います。
  • 脂肪に関する機能性が報告されているタイプ
  • 代謝に関する機能性が報告されているタイプ
  • 中性脂肪やコレステロールに関する機能性が報告されているタイプ
自分の望む結果を出すためには、本当に内臓脂肪を減らす働きがある、科学的根拠が報告されている成分が含まれていることが大前提です。またそれぞれの体質や好みに合う食材を選ぶことも、大切なポイントです。

タイプ別、内臓脂肪にアプローチする成分の特徴

内臓脂肪にアプローチする成分を摂取するのであれば、しっかりと効果を実感したいですよね。そのためには、成分の正しい機能性をしっかり理解することが必要です。内臓脂肪に有効にアプローチする栄養素を選ぶ際に着目してほしいポイントをお伝えします。

1. 内臓脂肪にアプローチ!脂肪の燃焼やお腹の脂肪を減らすことが報告された成分で選ぶ

燃焼
摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、消費できなかった余分なカロリーが脂肪として蓄えられます。こうして蓄積された内臓脂肪を減らすには、お腹の脂肪を減らすことが報告された成分を選ぶことが必要です。

脂肪を燃焼させるためには運動が不可欠ですが、忙しい現代人にとって運動する時間をつくることは簡単ではありません。そこで日常のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用により、腹部の脂肪を減らす機能があることが報告されている成分を選ぶのが良いでしょう。
もちろん日常の動きに運動を加えることで、より効率的に内臓脂肪(お腹の脂肪)対策ができるはずです。そうした成分として注目を浴びているのが「L-カルニチン」や「ラクトフェリン」です。また年齢とともに代謝が気になる方には「カプサイシン」や「葛の花由来イソフラボン」もおすすめです。

2. 腸内環境が気になる方へ!乳酸菌や食物繊維が配合されているサプリを選ぶ

気になるお腹周り
ここ数年「腸活」という言葉をよく見聞きするようになり、腸内環境を整えることが健康な体作りの第一歩とも言われています。腸内環境と内臓脂肪は一見何の関わりもないように思えますが、実は内臓脂肪の蓄積や肥満に繋がるのです。

そのため、腸内環境を整えることが大切で、乳酸菌や食物繊維が含まれている食材を選ぶのがおすすめです。

内臓脂肪にアプローチする成分とその機能性

内臓脂肪対策に効果的な食材を選ぶ際に、決め手となる重要な栄養素とその働きについて見ていきましょう。

1. ガレート型カテキン

緑茶
お茶の渋みの主成分「茶カテキン(ガレート型カテキン)」は、食事と一緒に摂ると脂質の吸収を抑える働きがあると考えられています。そのため肥満気味の方のお腹の脂肪を減少させ、体重を減らし、高めのBMIを低下させることが報告されています。

茶カテキンの中でも、脂肪にはたらくのは「ガレート型」と呼ばれるカテキンです。年齢とともにお腹の脂肪が増え、体重が気になり出したら「ガレート型カテキン」を含む茶カテキンのサプリメントがおすすめです。

カテキン(ガレート型カテキン)を1日150mg以上、毎日飲み続けることで、12週間後にお腹の脂肪が約23平方センチメートルも減少することが報告されました。ほかにも、内臓脂肪の減少、皮下脂肪の減少が報告されています。
※Kobayashi M, Kawano T, Ukawa Y, Sagesaka YM, Fukuhara I.Food Funct.2016;7(1):498-507.より作図。※20~65歳の肥満気味の成人健常男女(BMI:25以上30kg/㎡未満)126名※プラセボと茶カテキン(ガレート型として)149.5 mg低用量摂取群の比較※採用論文のうち代表的なデータの一例です。

2. ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン

ブラックジンジャー
お腹の脂肪を減らしたいという願いは、年齢や性別を問わず誰にもあるものです。しかし、間違った方法で食事の質や量を落としすぎると、脂肪とともに筋肉も落ちてしまいます。結果的に基礎代謝まで低下させることになるでしょう。

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常生活のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする働きがあります。
そのためお腹の脂肪を減らす機能があることが、研究で明らかになりました。

気になるお腹の脂肪は、つく場所によって「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分かれます。見た目に現れやすいのが皮下脂肪、様々な健康リスクとなるのが内臓脂肪。そんな、気になるお腹の脂肪に強力にアプローチしてくれる「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を配合したサプリメントが今、人気を集めています。毎日の食事や運動にぜひ取り入れたいですね。

3. L-カルニチン

ラム肉料理
アミノ酸の一種であるL-カルニチンは、多くのダイエットサプリに配合されている代表的な成分です。L-カルニチンが多く含まれる食材はラムやマトンといった羊肉や牛肉に多く含まれています。脂肪、まず中性脂肪が分解され遊離脂肪酸という物質に変化し、L-カルニチンにより細胞内の組織であるミトコンドリアによりエネルギーに変換されると考えられています。

年齢と共に体内で作られるL-カルニチンの量は減少するので、サプリメントで補うのが効率的です。

4. 葛の花由来イソフラボン

葛の花
葛の花は日本をはじめアジアに生息するマメ科の多年草で、古くから健康維持に役立つと親しまれています。

葛の花から抽出されたイソフラボンには、肝臓で行われる脂肪の合成を抑制、脂肪の分解を促進、脂肪の燃焼を促す働きがあると考えられています。

5. ラクトフェリン

乳製品
ラクトフェリンは、初乳に多く含まれる多機能タンパク質です。内臓脂肪に対する働きが注目されています。

ラクトフェリンは乳製品に多く含まれていますが、熱に弱いため市販されている乳製品ではほとんどが破壊され、微量しか含まれていません。サプリメントで摂取量を補うとよいでしょう。

内臓脂肪にアプローチする成分についての注意点

有効な栄養素を摂取するだけで痩身効果は無いので注意

内臓脂肪にアプローチする成分は、あくまでもお腹の脂肪(内装脂肪)のを減らす補助的な役割です。そのような栄養素は摂取しただけで痩せるというものではなく、内臓脂肪を減らすサポートをしてくれるものです。「確実に効果がある!すぐに減量できる!」といった過度な期待は禁物です。

まずは、食生活を含めた生活環境をしっかり見直し改善することが大切です。

まとめ

多くの人が、忙しさのあまり運動不足になったり、職場での付き合いによって食生活が乱れたりと、内臓脂肪がたまりやすい生活を送っていることでしょう。内臓脂肪は、健康リスクを引き起こす原因になります。

自分のためだけではなく大切な家族や恋人のためにも、今すぐ内臓脂肪を減らしたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

まずは生活習慣を見直し、できることから対策を始めていくことが大切です。そして今回ご紹介した成分を含んだ食材を自分の体質や好みに合うものを普段の食生活に取り入れてみてください。

余分な内臓脂肪とサヨナラして、健康的で明るい毎日を過ごしましょう!
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